698(2005/08/31)
●かけがえ
どうしてなのかな。
どういうわけで、一つだけしか選んじゃいけないんだ。
どれもかけがえがなかったら、どうすればいいのさ?
何も選ばなければ、苦しまないし、苦しめないで済む。
そんな、そんなの、逃げているだけだろう?
697(2005/08/30)
●緑
あの深い緑色は、学生気分を思い出させる。
よくやったっけ。
日が暮れて、ボールがよく見えなくなるまで。
でも、温泉旅館でやるのが、いいんだよね。
696(2005/08/29)
●ピタゴラ展示
今日でお終いなので、ご紹介するのも気が引けるが。
佐藤雅彦研究室展。
ピタゴラ装置もあれですが、マヨネーズが。
って、観てない人には、意味不明。失礼。
…あ、いつものことか。
695(2005/08/28)
●空の広さ
空は、自分で区切りさえしなければ、どこまででも続いている。
694(2005/08/27)
●デビュー
もちろん、学芸会レベルではもっと前に初舞台を経験しているが。
でも、ちゃんとしたホールで、ステージに立つのは初めての体験だ。
「すっごく楽しかった。絶対、部活やめない。頑張る」
そういった彼女をみて、
ああ、こうしてあの快感に魅せられていくのだな、と思った。
さて、そろそろ、ステージに戻ろうか、僕も。
693(2005/08/26)
●マトリョーシカ
それはまるでたまねぎのようで。
いくつもむいてたどりつくのです。
そこにあるのは、かけがえのないもの。
どうしてものこしておきたかったおもい。
いちばんのおきにいりのえは?
「がっかりするかもしれないけれど、カレンダー」
うふふ。
じつは、ぼくもそれが、いちばんなのです。
692(2005/08/25)
●終わり
そろそろ終わりだ。
ようりょうがね、問題なんだ。
消すに消せない傷跡が、「いえないゴミ」になって。
さて、そろそろ次のを買おうかね。
691(2005/08/24)
●皿屋敷
「明日はおやすみなんだよ」
へぇ、そうかい。
するってぇと、俺ぁ最前、随分と沢山の皿を数えたんだな。
そいで、こんなにずっとお休みを頂いちまってるってぇわけだ。
一体、どこのどいつが皿を隠しやがったんだろうなぁ。
ま、妬みや嫉みの種なら、売って歩くほどあったがな。
「昨日までおやすみだったから」
なんてぇさげにならなきゃいいが。
690(2005/08/23)
●ものうげ
彼女の表情は、とてもものうげだった。
あの時読んでいた言葉は、一体どんなものだったのだろう。
僕の「恋文」を読む時のあの娘は、どんな表情をするのかな。
携帯を眺めながら、ふっと、そんなことを考えた。
689(2005/08/22)
●あっという間
完成してしまったよ。
なんだか、拍子抜けする位、あっけなく。
でも、詰まってるんだ。
もうすぐ届くので、待っていて。
688(2005/08/21)
●制作
準備は整っていたので、制作開始。
いや、まあ、制作も開始していたんだが。
楽しいなぁ。
モノを書いたり描いたりするのは、本当に楽しい。
それが、然るべき所へ届くはずのものだと、なおさら。
687(2005/08/20)
●おいおい
地元の祭りに出かけた。
きっと碌な食べ物がないだろうとお夕飯を食べてから。
近づくと、ビンゴの番号を読み上げる声。
あれ、ビンゴって、ラストイベントじゃない?
と、思いつつ、会場に。
ビール〜と探しているうちに放送が。
「本日の本部主宰…終了…また明日…」
って。
終わるの早すぎじゃーーーーーー!!
686(2005/08/19)
●月
その光は、静謐で。
静かに浄化してく。
毒や罪や、諸々を。
だから青白いのだ。
その光は、清憐で。
強かに感化してく。
徳や操や、諸々を。
だから青白いのだ。
685(2005/08/18)
●嘲笑
そんな風に自分の欲求と理性が乖離していたら。
自分で自分を嘲笑うなんて、そんな哀しいことしないで。
いつか、欲求を優しく許せる日が来るといいね。
ルールを破っても、自分の心を裏切るよりは、いい。
684(2005/08/17)
●困惑
面白さや醍醐味やを教えて欲しい、と、いう。
不思議だ。
そういうものを最初に訳もなく自分のなかに感じて、
それで、志すものなんじゃないのか?
人に教えられて、それで、自分のココロに響くのか?
683(2005/08/16)
●自己嫌悪
あはははは。
そんなの、いいんだよ、別に。
誰もがそう思うわけじゃないかもしれないけれど、
僕は、そう思う。
だって、かわいいじゃん、携帯握りしめて、
洗面所で朝5時に目が覚めるなんてさ。
682(2005/08/15)
●帰還
大して長旅でもなかったけれど。
やっぱり、自分の場所に戻ると安心する。
いろいろと繋がるし届くし。
聴こえるし。
681(2005/08/14)
●指示
どうして、人が言った通りに行動しないんだろう。
ちゃんと理由があって、わざわざ普通じゃないことを指示しているのに。
真意を理解できないなら、ただ黙って従ってくれ。
あとで、時間があるときに説明するから。
680(2005/08/13)
●真相
そんな風に、闇に染まっていくのか。
人の道を誤らせるのが愛なのだとしたら、
それを愛と呼んでいいのか?
そんな風に、愛するものを踏みにじっていいのか?
679(2005/08/12)
●一路
実家へ。
予定より若干遅かったけれど、
ま、大体、目論み通りの行程。
ミニトマトが沢山赤くなっていて、
そうか、結構時間が経っているんだなと思った。
678(2005/08/11)
●Martin
ヤヴァイ。
柔らかく、響きまくる。
まるで、そう、ハープのよう。
弾き比べた曲は、EM。
D7sus4が無茶苦茶綺麗に鳴る。
677(2005/08/10)
●サザンテラス
実に久しぶりに訪れた新宿。
変わったようで変わっていなくて、
オシャレなはずのサザンテラスもどこか猥雑で。
あのニオイが、どうしても鼻につくんだ。
676(2005/08/09)
●治癒
傷を癒すのには、人それぞれやり方があると思う。
全てが上品なやり方ではないと思うし、
一般的に言って好ましいと思えないものがあるのも確かだ。
でも、そうするしかないのなら、それは、必要なんだ。
そう思わなければ、切なすぎることも、ある。
675(2005/08/08)
●複雑
どうして物事は単純に行かないのか。
コンプレックス。
そんなの、言ってみてくれなくちゃ、理解なんてできるはずがない。
美しいことや、整っていることに、価値がないとは言わない。
でも、そんな部分が魂を高めたり、損ねたりすることなんて、
少なくとも僕の棲む世界では起こらないんだよ。
コンプレックスってのは、複雑って意味だ。
単純な世界に、おいでよ。
674(2005/08/07)
●夜明け
長い長い闇夜が、ようやく明けようとしている。
明るい日差しに世界が照らされようとしている。
それでも、僕の耳には、星の調べが届いている。
垣間見えた、狂おしいまでの平安が誘っている。
道は、平坦ではないけれど、そこへ続いている。
僕は、全ての運命に心からの感謝を捧げている。
673(2005/08/06)
●形あるもの
ゴスペラーズじゃないけれど。
形があるものは、いつかは壊れるんだよね。
でも、形があるのかないのかわからないものでも、
壊れることもある。
そんなことを考えながら、彼女のために、うたをかいた。
672(2005/08/05)
●花やしき
どうやら、行けない運命にあるらしい。
格別行きたいわけでもないのだけれど、
こうも振られるとなんだか哀しい。
671(2005/08/04)
●期待
それほど望みがあったわけじゃないのだけれど、
それでもやはり期待していたんだと思う。
「僕は待てるけれど」
そう言ったときの気持ち、どんな風に伝わっているだろう。
670(2005/08/03)
●諸々
公開したりしてみた。
別に反応が欲しいわけではないんだけれど、
何を考えたり、何を受け取ったりしてくれるだろうか、と。
そうそう、完結したので、紙にして送ろうと思う。
えりりん、読んでくれるかな?
669(2005/08/02)
●ふつう
きょうのぼくはふつうじゃないです
もちろん、いつも、ふつうなわけじゃないですが
それにしても
あわせたいのにあわせられなくて
ふきょうわおんになみだしてしまうのです
668(2005/08/01)
●地べた
コンクリートの道路に座り込んでみた。
片手には缶ビール。
肴は夜空に咲く大輪の華。
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