1022(2006/07/31) comment
●笑顔
子供のように笑っていた。
ピエロのようにおどけていた。
詩人のように喩えていた。
楽しくて、切なくて、時計を止めたかった。
1021(2006/07/30) comment
●一致
思っていることが「たまたま」一致しているだけ。
ただ、それだけのこと。
でも、それは、滅多にないことでもある。
1020(2006/07/29) comment
●最短
あっというまに実現した。
久しぶりのましうは、
ちと、じじい臭くなってたかも。
1019(2006/07/28) comment
●しずく
やすらぎは、柔らかな温かいしずく。
とまどいは、所在ない煙ったしずく。
いとしさは、沸き立つ広がるしずく。
おののきは、強張った震えるしずく。
きみのなは、両手から零れるしずく。
1018(2006/07/27) comment
●絵文
僕らの愛する文字たちは
元を正せば
みんな絵だったよね。
1017(2006/07/26) comment
●かち
そのいただきをめざすなら
せんりをみとおすかまえをとって
いっぽをふみだすゆうきをもって
1016(2006/07/25) comment
●大人の配慮
引き留めたいときに
敢えて帰らせる気持ちを、
高く買う人もいると教わった横浜の夜。
1015(2006/07/24) comment
●被写界深度
紙の厚みなんて高が知れている。
でも、そこに時間や空間を穿つことができる。
目の前の空中から、神話の舞台まで、
ひとすじの軌跡で写し出して欲しい。
1014(2006/07/23) comment
●歌会
勝負に負けたら、歌を詠む。
なんて風流な遊びだ。
できれば、和服が良かったね。
1013(2006/07/22) comment
●整理運動
これで一日が終わる。
いわば儀式のようなものが、
ずっと僕には欠けていたんだと思う。
いや、手に入れられずにいたんだ。
1012(2006/07/21) comment
●こおる
ほんの小さな固まりだったものが、
雪だるまのように育っていってしまう。
ちょうど雪のように、
あたためてあげればとけていくので、
少し手が冷たいけれどさすっていてあげるよ。
1011(2006/07/20) comment
●艶
その声に艶があるのはもしかして僕のせいかなだったらいいな
1010(2006/07/19) comment
●息災
そこここでたまに見かけて目をとめる息災ぶりに胸なで下ろす
1009(2006/07/18) comment
●サイン
あなたが読めない言葉達に
託しても無駄と思うのだけど
記さぬよりは記した方が
何かを通じて伝わる気もして
1008(2006/07/17) comment
●しのぶれど
隠しても隠しきれない胸のうち服や仕草や笑顔や声に
1007(2006/07/16) comment
●到達
想い描いていた。
でも、こんな風にその日がやってくるなんて。
なにものが僕にこの道を歩かせているのだろう。
どこまで行けるかな、もしかしたら、明日の向こうまで。
1006(2006/07/15) comment
●零距離
そんなわけの分からない単語が合言葉のように繰り返されていた。
ネタにして笑わせようという魂胆が、ときに、空振りに終わって、
それはそれでネタにされる。
おかげで、場のテンションは上がったままだったけれどね。
1005(2006/07/14) comment
●こうみょう
暗闇に目を向けなければ
闇を破る灯りがかすかに照らす
魂の示す道は見えやしない
1004(2006/07/13) comment
●幸せの記憶
心に残るだけよりも、手にとれるものになった方がいい。
そう思うものがあるのは確かだけれど、
やっぱり瞬間は心に刻むことでしか残せない気がする。
残したい瞬間を手に入れるために費やされた全ての瞬間も、一緒に。
1003(2006/07/12) comment
●ちょっと。
リズム狂ってる。
これじゃ、だめだなぁ。
できるものもできなくなるよ。
1002(2006/07/11) comment
●home position
If you let your mind rightly at the home,
No blind can stop you spelling amazing phrase.
Therefore, anything you think will happen.
1001(2006/07/10) comment
●fps
1 - 0 = 1, 100 - 0 = 100.
だけど、
1 / 0 = 100 / 0 = 無限大.
0にしようよ、ココロのシャッタースピードを。
1000(2006/07/09) comment
●アラビアン・ナイト
殺されまいとして、夜ごと必死に物語を紡いだの。
どうすれば続きを聴きたがるか、ありったけの力で考えたわ。
そうするうちに、途方もない時が経って、
今こうして、あなたがこの話を聴いているのよ。
999(2006/07/08) comment
●呪
名は呪(しゅ)だと清明はいう。
でも、名前が魂を縛るのでは、ない。
魂が正しい名前を引き寄せるのだ。
998(2006/07/07) comment
●衡
相容れないのだとしたら、
何を取り、何を捨てるのだろう。
そのとき、何が、自分を赦すのだろう。
997(2006/07/06) comment
●処女作
ようやく、動いてくれました。
こんにちは、シカクン。
996(2006/07/05) comment
●詮無い
どんなにあがいても
自分ではどうしようもないこともある
それを無力と思うか
あるいは
995(2006/07/04) comment
●唱いたい歌があるんだ
大学のとき、夏合宿でやった曲。
僕はコーラスで参加だったのだけれど。
いつか自分でやりたいと思ったのだった。
994(2006/07/03) comment
●寝すぎ?
ほぼ12時間睡眠。
それを許してくれる全ての環境に、感謝。
心配かけたかも知れないけれど、ね。
993(2006/07/02) comment
●繋がっている
今ふっとあなたのことを考えて携帯みたらメール届いた
992(2006/07/01) comment
●一ヶ月
笑って言っていたら、本当になったよ。
檻に閉じ込められて、帰れなくなる客。
出たくなったら、電話しておいで。
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