明日を待ちながら

2004/05/16

written by satoo


この手につかみかけた世界を 手放すその刹那

明るく照らしだされていた未来は 僕の元を崩れ去っていった


何が出来ただろう

かよわき ただ一人の少年でしかない僕に

何が できただろう


明日の朝 目覚めるときには 全てが夢であればよかったのに

何度そう願ったことか


明日の夕べがくる頃には 苦しみに満ちた日が終わっていればいいのにと

何度 願ったことか


明日が 遠のいていく

過去に 未来に 現在に

縛り付けられた僕を

誰が見つけるだろう